タグ: 倒産する出版社に就職する方法
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サイババと、膝のゆらぎ
倒産する出版社に就職する方法・第8回
ガクガクガクガク……。
あっ、これ、私の膝の震えです。
2000年当時、三五館といって私が真っ先に思い浮かべたのは、アフロヘアのインド人、サイババでした。
覚えてますか、サイババ。
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当たり屋就活記……S社との邂逅
倒産する出版社に就職する方法・第7回
オッス!オラの相棒、グラストラッカービックボーイ! 連載のつながりとか時系列とか起承転結とか完全無視して、過去と現在を自在に行き来できるすげえやつなんだ。心が清くないと乗れねえけどな。頼むぜ相棒。そんじゃ、ここまでの流れを無視して2000年4月にレッツゴー!
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倒産する出版社に就職する方法・第6回
昨年10月、「三五館シンシャ」を立ち上げると決めてから、お詫び、挨拶、取材等々、たくさんの人にお会いして話をさせていただく中で、何人かの方からおなじアドバイスを頂戴しました。
「小出版社は自ら発信していくことが重要である」
ふむふむ。
「新聞広告の効果も減じてきて、本をアピールする場がこれまでとは違ってきている。書籍のアピールにSNSは必須である」
なるほど。
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倒産する出版社に就職する方法・第5回
ない。
本当に、ない。
手帳がないんです。
朝、事務所に着いて、いつものようにバイクのヘルメットを所定の位置に置いて、リュックをおろして、ケータイと財布を取り出して、週末に家で読んできた本を取り出して、手帳と一緒に机の上に置いたはずなんです。そこまで覚えてるんです。
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倒産する出版社に就職する方法・第4回
不人気連載漫画が身も蓋もないショートカットで突如最終回を迎えるごとく、ドクの乗用車デロリアンDMC-12じゃなくてSUZUKIのグラストラッカービッグボーイに乗って夜の帳を切り裂いた私は、2016年にタイムスリップしてきたわけです。
というわけで気を取り直して、ここは港区の高層マンション最上階。
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倒産する出版社に就職する方法・第3回
ここは港区の超高層マンションの最上階。
眼前にはグローバルエリートことムーギー・キム。
妹のチャリで夜の帳の中に逃げ込んだはずの俺がどうしてここに?
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倒産する出版社に就職する方法・第2回
メロスは激怒した。
いや、俺だって激怒した。
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倒産する出版社に就職する方法・第1回
1998年春、就職氷河期とうたわれた時代。
麹町にある文藝春秋社での一次面接の結果は、電話でかかってくることになっていました。
ケータイを部屋のすぐに目につくところに置いておきつつも、私がケータイを注視していることをケータイに悟られぬよう、テレビを見たり、本を読んだり…。